マールテン・ヴァン・セーヴェレン

マールテン・ヴァン・セーヴェレンは、ベルギー、ゲントのArt Academyで建築を学びました。1986年に最初の家具をデザインし、翌年には自身の事務所を立ち上げ、完全に工業化することは難しい、独自のデザイン家具の生産に力を注ぎました。デザインから製造までを一貫して行うプロセスは、長期間に渡り彼の仕事の礎となっていました。この一連の流れを実行するため、セーヴェレンは、椅子やテーブル、シェーズロング、シェルフ、キャビネットなど、ありとあらゆる家具を調査しました。デザインだけでなく、素材、構造についても調べた結果、彼は必要なソリューションを見つけ出しました。

1990年、彼は建築家のレム・コールハースと親交を深め、インテリアデザインの仕事も手がけるようになりました。この時期セーヴェレンは、コルトレイクのUniversity College West Flanders(1996)、マーストリヒトのthe Academy of Fine Arts(1996-97)、Delft University of Technology(1998)、2000年には、ヘルシンキやバルセロナの大学など、さまざまな場所で教鞭を執りました。

セーヴェレンとヴィトラの協働は1996年に始まり、これが彼のキャリアに新たな局面をもたらしました。この頃から、彼は新しい素材を使い、作品を広く世に出していきました。マールテン・ヴァン・セーヴェレンは、2005年にゲントで亡くなるまで、ヴィトラと共に、他に類を見ない家具を多数生み出しました。
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