Electrostar

Electrostar は、自社工場の老朽化に伴い生産拠点を移転するにあたって、新しいオフィスに企業文化を体現したオープンなワークプレイスを構築し、社員が一丸となりチームビルディングできる空間づくりを目指しました。

ヴィトラは、このプロジェクトのコンセプトデザインを担当し、まず最初に共同で取り組んだのは抽象的な企業文化をどう表現していくかということでした。経営陣やスタッフとともにワークショップを重ね、社内で起こるさまざまな活動を想定した人や物が通る動線からコミュニケーションの流れ、空間の使われ方、照明や音の問題にいたるまで、現状と将来の課題について議論を交わし、Electrostar への理解を深め、ヴィトラから更なる発展につなげる提案をしました。

この提案はプロジェクトの基盤となり、部署を問わず活発なコミュニケーション、コラボレーション、インスピレーションを促進する新たな働く環境が完成。社内には、これまで販売してきたヴィンテージの機器やロゴマーク、ポスターとともに、現在を象徴する革新的な機器を展示し、Electrostar が歩んできた歴史を目に見える形で表現しています。広々としたオープンプランのオフィス空間は、お客様に対する透明性を示し、イベントや展示など必要に応じて柔軟に空間を区切る事のできるカーテンを採用しています。また、２つの防音ルームや収納としてだけでなく歴史的な展示物や植栽を飾る圧迫感のないオープンシェルフ等で構成されています。