Classics in the Office

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オフィス環境における名作家具とは何か?その意味とは?
一昔前に考え出されたデザインが、今日の需要を満たすことができるのでしょうか?


デザイナーは意図的に名作家具を生み出すことはできません。名作と呼ばれる家具は、何十年もの間、オフィスでの使用に限らず広く愛され続けて来たからこそ、今日の名作としての地位を獲得しているのです。それは、時代を超越したデザインであるだけでなく、品質の良さから耐久性にも優れています。結果、長年使い続けられるという点において多くのオフィス家具に比べ、経済的です。
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この急速な時代の変化の中で、オフィス環境はこれまでに類を見ないほど多くの異なる状況が複雑に入り混じっています。個人のデスクを持たない、フリーアドレスを取り入れた高層ビルのオフィスから、チームワークの向上にフォーカスした、壁のない広々とした空間、従来型の個人デスクが並んだオフィスなどさまざまです。中には、オフィスそのものが既に時代遅れになったことを示唆する人さえいます。このオフィス環境のダイナミックな変化の中、一つだけ変わらないものがあります。それは名作家具のデザインです。

その名作という地位を確固たるものにするため、ヴィトラはデザインされた当時の意図を守り、デザイナーのファミリーと常に密接に協力をしながら、名作家具をその時代のニーズや、新しい技術の発達に伴い変化させています。

「名作家具と呼ばれるものは最初から名作であったわけではありません。今までのやり方に倣うのではなく、疑問を投げかけ、型を破る事によって名作家具は生まれます。そして、名作と呼ばれるには、ふたつの勝負に勝つ必要があります。ひとつはすでに存在する製品に対して。もうひとつはこれから生まれるすべての製品に対してです。」


ロルフ・フェルバウム


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