2019年6月、国際的なアートの祭典であるアートバーゼル前夜、ヴィトラキャンパス内のファイヤーステーションにて、ヴィトラとVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)とのコラボレーションによる特別なインスタレーションTWENTYTHIRTYFIVEが始まりました。アメリカ出身の建築家、アーティスト、デザイナーのヴァージル・アブローは、2035年に暮らすティーンエイジャーの架空の住宅を作り上げました。「過去/現在」、「明日」と名付けられた2つの展示は、若者と彼らを取り巻く住環境が相互にどう影響し合うか、住環境がいかに私達の思考や趣味嗜好、人生に影響を及ぼすものであるか、ということを示唆しています。

展示されている家具は、ジャン・プルーヴェによる名作デザイン「プチ ポテンス」や「アントニー」、チャールズ&レイ・イームズやエーロ・アールニオなどのオリジナルデザインからカスタマイズされたものまでさまざまです。ヴィトラとのコラボレーション以前より、ジャン・プルーヴェのデザインを愛し、フランス人である彼のデザインを探求していた彼は、「いつか未来の地点から振り返ったとき、過去からの架け橋のような役割を果たす思考や物、それこそが私にとってのデザインです。」と語ります。

Installation TWENTYTHIRTYFIVE
TWENTYTHIRTYFIVE
会期 : 2019年6月12日 – 7月31日
会場 : ファイヤーステーション ヴィトラキャンパス内
時間 : 10 : 00 – 18 : 00
(6/13 – 6/17 アートバーゼル会期中は10 : 00 – 22 : 00)

ヴィトラが今回コラボレーションしたヴァージル・アブロー。彼は今、あらゆる業界の領域を超越するだけでなく、既存の社会構造やシステム自体を覆し、再構築する取り組みで、世界中から注目を集めています。38歳という若さでありながら、彼は、建築家、デザイナー、エンジニア、アーティスト、起業家、ルイ・ヴィトンのアーティスティックディレクターなど幅広い業界で活躍しています。社会的、政治的メッセージを、世界中の誰もが理解しやすく、簡単にアクセスでき、もっとも魅力的な方法を使って発信している人物、それがヴァージル・アブローです。

As part of the futuristic exhibition TWENTYTHIRTYFIVE, three products were developed as limited edition Virgil Abloh c/o Vitra spin-offs, which were available for purchase from June 12 - 16, 2019 on the Vitra Campus and via Vitra.com in Europe only.

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