Comma / コンマ

Comma / コンマ

従来より、変わり続ける状況に対応するオフィスの柔軟性は注目されていましたが、パンデミックを経た今、その必要性と重要性はさらに高まっています。オフィスにおける柔軟性とは、単にワークステーションを追加したり減らしたりすることではなく、ニーズの変化にあわせてオフィス環境とその機能も適応できることを指しています。建築設計上、最も簡単な解決策は、レイアウトを変更しやすいオープンな空間をつくることです。 家具メーカーであるヴィトラが導き出した答えは、新たなオフィス家具システム「コンマ」の開発でした。コンマは、これまでのオフィスレイアウトに捉われることなく、既存の常識やルールに挑む、大胆でクリエイティブな新世代の起業家精神を表現しています。 オフィス家具システム「コンマ」は、建設現場の足場から着想を得た機能性とデザインを反映しています。その基本構造は、わずか6種類のパーツからなるシンプルなモジュラー式で、空間のサイズ、用途に応じてコンマを組み立てることができます。土台となるフレームに「クロー」とよばれる爪型の接続部が付いたビームを掛けて固定し、連結させていくことで、バリエーションは無限に広がり、ニーズの変化にあわせて簡単に組み替えることができます。さらに、シェルフやデスク用の天板、Cradle to Cradle Certified™認証を取得した、壁面吸音材として活用できる再生プラスチック製のスクリーンなど、簡単に取り付け可能なオプションも揃え、ワークステーション、パーテーション、チームミーティング用のスペースなど、あらゆる用途に対応する空間をつくれるだけでなく、ワークステーションとパーテーションを兼ねたり、複数の用途に対応することも可能です。 コンマには特別な工具は必要ありません。専門業者に工事を依頼することなく組み立ても解体も可能です。ニーズの変化に応じて社員自らコンマを組み替え、アイデアと創造性をもって働く環境を最適化できます。カラーは明るいソフトライトと落ち着いたベーシックダークの2色から選べ、サイズは400mmから2000mmまで幅広く揃えています。ヴィトラが生み出したコンマは、あらゆるオフィス空間に対応できる柔軟性を兼ね備え、これからの時代に合った理想的なオフィス家具システムです。