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エバー グリーン
庭園や風景を感じさせる香り

ローレル、ミント、シトラス:チューリッヒに拠点を置くライフスタイルブランド Soeder (ソーダ―社) とヴィトラハウスが協業し、新しいナチュラルソープ「エバー グリーン (EVER GREEN)」を開発しました。この香りは、ヴィトラハウスの前に広がる「アウドルフ ガーデン」に着想を得て、スイスの伝統的な手法を使った植物性オイルから作られています。「エバー グリーン」ナチュラルソープは、ヴィトラハウスショップ、Soeder の各店舗およびオンラインストアで購入できます。
Soeder の創業者であるハンナとヨハン・オルゾン・オーカーストロームの夫婦、そしてヴィトラのクリエイティブディレクターであるティル・ウェバーに、ガーデンの存在がどのようにして香りの開発につながったのか、インタビューしました。彼らは、ただ石鹸としての機能を果たすだけではない、このナチュラルソープの魅力を語ってくれました。
ハンナ・オルゾン・オーカーストローム: そして、形のないこの香りとイメージを、私たちの研究所で、自然の香料を用いて解釈しました。
ティル・ウェバー: 「エバー グリーン」には唯一無二の個性があります。まるで表現力豊かな家具のように。私たちは、独自性と強さを持つ、際立ったなにかを求めていました。
Soeder の創業者であるハンナとヨハン・オルゾン・オーカーストロームの夫婦、そしてヴィトラのクリエイティブディレクターであるティル・ウェバーに、ガーデンの存在がどのようにして香りの開発につながったのか、インタビューしました。彼らは、ただ石鹸としての機能を果たすだけではない、このナチュラルソープの魅力を語ってくれました。
「エバー グリーン」ナチュラルソープの香りは、ヴァイル・アム・ラインにあるヴィトラキャンパスの色とりどりの植物たちから着想を得たと聞きました。インスピレーションをどのように製品に変えたのでしょうか?
ティル・ウェバー:私たちはヴィトラハウス前のガーデンで何度も会い、ミーティングをしました。さまざまな草を愛で、土の香りを感じたことを覚えています。そして、ミントの新鮮な香りも記憶に残っています。非常に多くの異なる要素を分析し、それをひとつのガーデンの記憶として統一していきました。ハンナ・オルゾン・オーカーストローム: そして、形のないこの香りとイメージを、私たちの研究所で、自然の香料を用いて解釈しました。
「エバーグリーン=常緑」つまり色褪せない香りとはどのようなものですか?
ヨハン・オルゾン・オーカーストローム:一言でいえば、「フレッシュ」、新鮮な香りです。ミントの香りが強く、シトラスフルーツ、オレンジやライムの甘さも感じられます。土の香りはパチョリで表現しました。ローレルの複雑でスパイシーなニュアンスは、トップノートとベースノートのバランスに苦労しましたが、ローズマリーを加えることで強調されています。「エバーグリーン」の香りは、庭園のように何度でも訪れたくなる、親しみやすい美しさを感じる香りです。ティル・ウェバー: 「エバー グリーン」には唯一無二の個性があります。まるで表現力豊かな家具のように。私たちは、独自性と強さを持つ、際立ったなにかを求めていました。
Soederのナチュラルソープは、一般的なスーパーで販売されている石鹸と何が違うのでしょうか?
ヨハン・オルゾン・オーカーストローム:あまり知られていませんが、一般の石鹸のほとんどは合成界面活性剤から作られています。私たちは、チューリッヒの工場で自ら調達し加工した自然由来の植物性オイルを素材に、伝統的な方法で本物の石鹸を製造しています。ナチュラルソープは肌に非常に優しい製品です。手を洗うだけでなく、全身に使用でき、肌にも身体にも心にも良い影響を与えます。ヴィトラハウスの特別な製品はどのように開発されたのでしょうか?
ティル・ウェバー: ヴィトラキャンパスやヴィトラハウスは、訪れる人に包括的な体験を提供しています。建築やヴィトラの家具の展示、インテリアスタイリングだけでなく、ショップに並ぶ製品もその一部です。そして、カフェでは、新鮮で高品質な地元の食材の料理を出しています。オリジナルナチュラルソープの取り扱いは、この包括的な体験に、ひとつの素晴らしい要素として加わります。「エバー グリーン」の中には、まるで数々の名作建築と自然の景色が一体になって凝縮されているかのようであり、さらにヴィトラハウスの周囲のガーデンや風景を持ち帰ることができます。そして最後に、手を洗うという儀式があります。「エバー グリーン」を使うことで、それは感覚的な体験として私たちの心と体に刻まれます。ハンナ・オルゾン・オーカーストローム: ヴィトラハウスとのコラボレーションは、とてもうまくいきました。私たちは石鹸のメーカーですが、単に機能的な製品を作っているわけではありません。ボトルは、インテリアオブジェクトとして、人々が見て楽しめるよう高いデザイン性を追求しています。
名前を「エバー グリーン」に決めた理由は?
ハンナ・オルゾン・オーカーストローム: この名前にはさまざまな意味が込められています。まず、ローレルは常緑植物で、一年中緑の姿を保持します。自然を暮らしに取り入れることを目指す私たちにとって、「グリーン」は重要なキーワードです。ティル・ウェバー:素敵な言葉遊びです。エバーグリーンは、何度も繰り返し演奏されるクラシックな曲のことでもあります。また、クリアで理解しやすい単語でありながらも、新たな想像を生む余地も残しています。

ボトルもオリジナルデザインですよね。
ハンナ・オルゾン・オーカーストローム:すべてがうまくまとまりました。香り、製品名、そしてボトルのデザイン。ボトルのデザインはローレルをモチーフに、リノリウム印刷法を試しました。デジタルな手法から意図的に離れ、感覚に訴える伝統的な手法をを探求したかったのです。こうしてローレルのモチーフが生まれました。ティル・ウェバー:ローレルの葉と花を象徴するモチーフは、ボトルに直接シルクスクリーンで印刷されています。無機質なボトルでありながらも魅力的な素材感が加わりました。
ヴィトラハウスの中でもこのナチュラルソープが使われている?
ティル・ウェバー: 「エバー グリーン」は、すでにヴィトラハウスのトイレに導入されています。皆さんがどのように反応してくれるか楽しみです。この香りには、私たちの想いと労力が込められています。ハンナ・オルゾン・オーカーストローム: 製品に大切なことは、本物であることとその深さです。「エバー グリーン」のコンセプトは、文句のつけようがなく、完成していましたので、私たちがなにかを新たに発明する必要はありませんでした。しかし、石鹸は知的な製品ではなく、日常生活の一部であるべきで、手を洗ったりシャワーを浴びたりするときに肌に心地よく感じることがもっとも重要です。その点で、私たちの知恵と経験が役立ったかと思います。とても有意義で楽しいコラボレーションでした!
Publication date: 01.10.2024
Images: 1. © Vitra, photo: Dejan Jovanovic, from 2. © Vitra, photos/film: Clemens Poloczek