Rookie / ルーキー

Konstantin Grcic, 2018

コンスタンチン・グルチッチによる「ルーキー」は、従来のオフィスチェアの型にはまらないシンプルなデザインが特徴です。コンパクトかつ移動がしやすく、最小限の調節だけで、高い快適性を生み出す自由な柔軟性を備えています。

「漠然としたアイデアから新しい何かが生み出される瞬間、それこそがルーキーのデザインを象徴するものです。学生が集中して勉強するための椅子として、企業のあらゆる場面に対応するオフィスチェアとして、どちらのシーンにもルーキーは適しています。ひらめいたアイデアを創造へと発展させていく、そんな環境のためにデザインしました。」
コンスタンチン・グルチッチ

ルーキーの座面と背もたれはどちらも高さ調節が可能です。この基本的な機能に加え、人間工学的なデザインを取り入れた背もたれや座面の先端は、腰掛ける人の動作に合わせて柔らかくしなります。デザインのディテールは、コンスタンチン・グルチッチがヴィトラとともに初めてデザインしたオフィスチェア「オールスター」と共通する部分があります。ルーキーは、オールスターと同様に、大学やオフィス空間、固定のデスクや座席に縛られず柔軟な働き方が求められるワークスペースなどに最適です

ルーキーのプラスチック製シートシェルは、座面の後ろから背もたれまで伸び、背中を支えています。シェルとベースの組み合わせは、ライトカラー、またはダークカラーから選ぶことができます。

シートとバックレストの張り地は、多彩なファブリックとレザーのバリエーションから選択でき、用途や好みに合わせてチェア自体の印象を変えることができます。ルーキーの素材や張り地とカラーは、ヴィトラの色と素材のディレクターであるヘラ・ヨンゲリウスが開発したColour & Material Libraryから選ばれています。ひとつの統一した価値観に貫かれた色と素材のシステムにより、他製品と合わせて企業のイメージをカラーで表現したり、特別なエリアとして印象づけることも可能です。
Products of the family
デザイナー紹介

コンスタンチン・グルチッチ

ドーセットのParnham Collegeで木製家具の製作を学んだ後、ロンドンのRoyal College of Artでインダストリアルデザインを習得したコンスタンチン・グルチッチ。 1991年、彼はミュンヘンに拠点を置くKonstantin Grcic Design を設立しました。 ヴィトラデザインミュージアムでは、2014年にグルチッチと彼の作品にフォーカスした展覧会が行われ、現在も世界中の会場を巡回しています。