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Courier / クーリエ

Ronan Bouroullec, 2025

新作「クーリエ」は、デスクとしての機能性と彫刻のような美しさを兼ね備えています。木とアルミニウムという異なる上質な素材を組み合わせ、個性的でありながら控えめな存在感を放っています。この新作を手掛けたロナン ブルレックは、プロダクトデザイナーでありながらアーティストとしても活躍しており、「クーリエ」は彼の芸術性を反映するとともに、造形力や構成力、技術的な熟練を表現しています。

「すべてを削ぎ落としていった結果、究極にシンプルな『ありのままのデザイン』に辿り着きました。アルミニウムの脚に薄い木の天板を載せただけの『クーリエ』。ノートパソコン、書類、スクリーンや本を置くには十分です。」
ロナン・ブルレック

側面から見ると、このデスクのシルエットは欧文フォントのセリフ体のひとつである「クーリエ」を彷彿とさせ、その名が付けられました。

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デザイナー紹介

Ronan Bouroullec

Ronan Bouroullec_Marion Berrin_2023_web_4-3
Ronan Bouroullec_Marion Berrin_2023_web_4-3

デザイナーでありアーティストのロナン・ブルレック(1971年、フランス、カンペール生まれ)は、パリの国立高等装飾美術学校(ENSAD)を卒業後、1995年に自身のパリを拠点とするスタジオを設立しました。1998年より、弟のエルワン・ブルレックが加わり、以降、デザイン業界で影響力のあるデザインデュオとして活躍しました。1999年からヴィトラとの協働が始まり、住宅やオフィス、公共スペース向けに数々のプロダクトやデザインコンセプトを生み出してきました。2023年、兄弟はそれぞれ独立し、個人での活動をスタートさせました。