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Tip Ton RE / ティプ トン RE

Edward Barber & Jay Osgerby, 2011/2020

エドワード・バーバーとジェイ・オズガビーが2011年にデザインした「ティプ トン」は、デザイン性と機能性を兼ね備えた革新的なチェアです。体重移動に合わせて座面が前傾し、骨盤と背骨を自然にまっすぐに保つことで、腹部や背中の筋肉への血流が促進されます。「ティプ トン RE」は、革新的なデザインはそのままに、環境に配慮した再生プラスチックを使用したモデルへと進化しました。

この再生プラスチックは、主にドイツの家庭ごみ回収システム「イエローバッグ(Gelber Sack)」から集めた使用済みプラスチック容器を原料とした高品質なリサイクル素材です。石油由来の新素材と比較して、CO₂排出量が削減され、エネルギー消費量も大幅に抑えられます。

「ティプ トン RE」は、機械的な部材を一切使用せず、1つの金型で成形されています。デザインの安定性と耐久性を確保するため、リサイクル素材にガラス繊維を混ぜて強度を高めることで、非常に頑丈で100%リサイクル可能です。最大4脚までスタッキングでき、カラーは8色から選ぶことができます。

Seat cushions for Tip Ton

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ポストコンシューマープラスチック

ポストコンシューマープラスチック(Post-consumer plastic)とは、しばしば使い捨ての、家庭で消費され、新たな製品の原料として再利用可能なプラスチック材を指します。 ヴィトラが使用するポストコンシューマープラスチックは、元々消費者が購入した製品の包装材として製造されたもので、その後にドイツの「Yellow Bag」というシステムで回収され、新たな原料に再加工されているプラスチック材です。

インフォメーション

Vitra Community

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デザイナー紹介

エドワード・バーバー & ジェイ・オズガビー

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Portrait Barber Osgerby_web_teaser
Edward Barber & Jay Osgerby_web_teaserBarber Osgerby_credit Mark Cocksedge_01BW_web_designer_filterPortrait Barber Osgerby_web_teaser

エドワード・バーバー (Edward Barber) と ジェイ・オスガビー (Jay Osgerby) は、共にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで建築を学び、その後、自身のスタジオを設立しました。彼らの作品は、プロダクトデザインをはじめ、建築、インテリア、彫刻、展示デザインなど多岐にわたります。