Tip Ton

Edward Barber & Jay Osgerby, 2011

「ティプ トン」はデザイン面、機能面どちらにおいてもこれまでにない革新的なチェアです。耐久性があるプラスチック製で、椅子に座った時、身体の体重移動により姿勢を安定させながら前傾することができます。座面が先端(Tip)にむかって9度傾くことからティプトンと名付けられました。一般的なオフィスチェアのような複雑なメカニズムを搭載せずとも、椅子の先端を傾斜させたデザインにすることで前傾機能を実現しました。

2010年、世界有数の工科大学であるETH Zurichの研究により、前方に傾斜する座り方が身体への負担を軽減し、血液の循環を促し、集中力を高める効果があることが明らかになりました。ティプトンは頑丈で経済的なプラスチックを用い、オフィスや自宅のリビング、学校、公共スペースなどあらゆる空間に馴染み様々な目的に対応する多様性があります。
ティプトンは機械的な部品は一切使用しない、一体成型のポリプロピレン製です。この素材は耐久性があり、軽量で、100%リサイクルが可能です。また、スタッキング機能も兼ね備え、最大4脚まで積み重ねることができ、カラーは8色から選択できます。

Seat cushions for Tip Ton

Products of the family
デザイナー紹介

エドワード・バーバー & ジェイ・オズガビー

1969年にイギリスのシュルーズベリーで生まれた、エドワード・バーバー (Edward Barber) と1969年生まれでオックスフォード出身のジェイ・オズガビー (Jay Osgerby) はロンドンのRoyal College of Artでともに建築とインテリアデザインを学びました。」 1996年、Barber & Osgerbyという名前で自身のスタジオを設立し、その仕事は工業デザイン、家具デザインから建築まで多岐に渡ります。