Resting Animals / レスティング アニマル

Front, 2018

「レスティング アニマル」は、ストックホルムを拠点として活躍するデザインユニット、フロント(Front)が実施した、オブジェが人に与える影響や関係性について調査するプロジェクトをもとに生み出されました。彼らの調査は、「これまでのあなたの暮らしにおいて、もっとも心を和ませてくれたオブジェとは何でしたか」という問いかけを、ランダムに選ばれた人達に投げかけるものでした。その問いかけに対して、最も多かったのは、動物の形をしたものという回答でした。多くの人が、動物の形をしたオブジェに対して、あたかも人格をもっているかのように感じ、友達に対して抱くような特別な愛情を持ちながら、ともに大切な時間をすごしてきた思い出を持っていたのでした。また、フロントは、動物がどのように眠りについたり、冬眠するのかということにも注目し、それを表現した作品を今までも発表してきました。.
これらの探求のプロセスから生まれたのが、穏やかに眠る動物を象ったシリーズ、レスティングアニマルです。シリーズの中で、最も大きい熊を象った「レスティング ベア」は、ニット性のカバーを纏ったやわらかい体にもたれくつろいだり、スツールやオットマンとしても使うことができます。猫と鳥を象ったセラミック製のオブジェ、「レスティング キャット」と「レスティング バード」もシリーズに含まれます。レスティングアニマルは、すやすやと平和に眠る動物達を眺めることで、私達の暮らしと人生に心安らぐ時間を与えてくれます。

インフォメーション

Cover fabric (Resting Bear)
Ceramics (Resting Bird)
Ceramics (Resting Cat)
Products of the family
デザイナー紹介

フロント

スウェーデン出身のソフィア・ラーゲルクヴィスト(Sofia Lagerkvist)とアンナ・リンドグレン(Anna Lindgren)は、2004年にストックホルムでデザインスタジオ、フロント(Front)を設立しました。彼女たちは絶えず疑問を投げ掛けるデザインプロセスで知られており、その探究心で世界の名立たるデザインブランドと共に仕事をしており、パリのGalerieKreoやニューヨークのFriedmanBendaで紹介されています。また、彼らの作品はドイツのVitra Design Museumや、ニューヨークのMoMA、ロンドンのVictoria&Albert Museumなど名だたる美術館のコレクションの仲間入りをしています。