Factory Building

Álvaro Siza, 1994

アルヴァロ・シザによってデザインされた大きくてシンプルなレンガ造りの建物は19世紀からある工場や、焼失した生産工場を偲ばせます。この建物で最も目を引くのは隣の建物へと繋がる湾曲した渡し屋根です。この屋根はザハ・ハディド設計の 「ファイヤー ステーション」の景観を妨げないよう普段は高い位置に設置されており、雨の際には自動的に降下し、ニコラス・グリムショウの「ファクトリー ビルディング」に向かう物流車両を雨から守るしくみになっています。

建築家について

アルヴァロ・シザは、1933年ポルトガルのマトジーニョスで生まれ、University of Portoで建築を学びました。 1955年から1958年には、建築家のフェルナンド・ターヴォラの事務所で働いた後、自身の事務所を設立。 1966年から、建築学校(ESBAP)等数々の教育機関で教鞭を執り、1976年には教授を務めました。 またヨーロッパだけでなく、 北米、南米、日本、カナダなどでも教壇に立っています。 1985年以降さまざまな賞を受賞し、 中でも1992年にはプリツカー賞を受賞しました。



ヴィトラのさらなるプロジェクト:
1994年 ファクトリービルディング、ヴィトラキャンパス、ドイツ ヴァイルアムライン

ヴィトラキャンパスについて