Standard / スタンダード
Jean Prouvé, 1934/1950

フランスの建築家でありデザイナー、自らを「Constructeur(建設家)」と称したジャン・プルーヴェは、椅子に座ったとき後脚に大きな負荷がかかるという構造の本質を見抜き、それを「スタンダード」チェアのデザインに反映させました。比較的軽い負荷しかかからない前脚にはスチールチューブを、主要な荷重がかかる後脚には太さをもたせた中空の鋼板を採用し、重さを効率的に床へと逃がす構造を実現しています。
「スタンダード」は、座面と背もたれが木製のモデルと、耐久性に優れたプラスチック製の「スタンダード SP」の2種類を展開しています。また、第二次世界大戦中の金属不足の影響を受け、木材のみで作られた「シェーズ トゥ ボワ」も誕生しました。






